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【レビューNo.1448】カレイドスコープ

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評価★★★★ 少し前だったか、ETVでNHK交響楽団のコンサートの番組をやっていたんだが、最近 首席指揮者に就任したパーヴォ・ヤルヴィ がピアノ協奏曲を指揮していたのだが、見たこと無い若い溌剌としたピアニストが才気あふれる演奏を見せていて驚いた。それが、本盤の演奏者のカテイア・ブニアテイシビリ(実に読みにくい名前だ、いまだに覚えられない)だった。聞けば、 YouTubeではパーヴォ・ヤルヴィとの協奏曲の動画がなんと再生回数290万回を超えている ヒットメーカーだと言う。 その彼女の最新盤が本作の様だ。展覧会の絵を中心としてロシア系の曲がずらり。とにかく、ダイナミックレンジが男性ピアニストかのように広大だ。微小なピアニッシモから咆哮するようなフォルテシモに到るまで。そして、動画でしばしば見せるような目をつぶってシンクロ率400%みたいな状況で演奏する姿が、この盤でも当然感じられる。 いずれにしても、とてつもない女流ピアニストの突然の登場(私が知らないだけだったようだが)。これからの成長を楽しみに見つめていきたい。

【レビューNo.1447】気候変動クライシス

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評価 ★★★ 例によって 池田信夫氏推薦図書 だが、高名な経済学者(ワイツマン氏)とバーバード大学の研究者兼活動家(訳者の山形浩生氏のあとがきによる、ワグナー氏)の共著による気候変動に関する書。 池田氏のレビュー にある通りだが、読んでみれば気候変動問題を一種のファイナンス問題と捉えて考えようとする思考実験であるとわかる。 色々と好みの分かれる翻訳者の山形氏であるが、本書の訳者あとがきは適切に感じる(無批判に本書の内容を肯定するわけではない、むしろ胡散臭いところもあると感じている様だ)。 かつて大規模火山噴火で短期間に地球冷却に効果があったことが確認されており、ジオエンジニアリングと称して気候変動(温暖化)を人為的に抑える(航空機から大量の二酸化硫黄を散布する)ことが考えられている様だ。著者らはそれは危険な賭けだとして否定的な考えを示している。面白いのはリフレ派の訳者の山形氏が、肯定的に捉えていることだ。しかし、それはリフレ日銀が事実上の転進に追い込まれたのと同じような事態を招きはしないだろうか?と評者は思ったのだが如何だろう?

【レビューNo.1446】PURE

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評価 ★★★★ 先日から昔の音楽 CD を iMac に入れる作業をしてるのだが、やはり太古のモノラル音源のものは今聴くと厳しく感じる。マリアカラスは 58 年録音の椿姫を持っているのだが、再生してみるとがっかりする様な音質だったところにこちらに出会った。 50 年近く昔の音源を徹底してデジタルリマスターした様で一部モノラルのものもある感じがするが、とにかくここまで素晴らしい音質でマリアカラスを聴くことができるとは驚き!長生きはするものであると感じた。

【レビューNo.1445】ブロンド・オン・ブロンド

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評価★★★ 最初から断っておくが、評者は洋楽はど素人である。今年もノーベル文学賞の発表か、また村上春樹が逃す年中行事かなーと思っていたが、何やらTwitterが騒がしい。よくよく聞くと歌手のボブ・ディランが受賞したと確認したのは発表後10分後くらいだったろうか。素早く 池田信夫氏がレビュー しているが、本盤を聴いてみると美しく英語の韻を踏んでいるので確かに「偉大な詩人」なのだろう。この録音は50年前に行われたようだが、デジタルリマスターされているのかウソのように音も鮮明だ。今のポップスやロックの様に疲れる感じもしないので、リラックスして聞くにはもってこいの音楽だとど素人は思った。

【レビューNo.1444】難民問題

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評価 ★★★★ 例によって 池田信夫氏推薦図書であり趣旨は氏のレビュー をご覧頂ければご理解頂けると思うが、要は難民問題がこれ一冊でわかるという入門書だ。 特に最近問題化しているシリア難民についてはアフガニスタン => イラク => シリアと難民問題の火種が次々と着火していったというのが著者の見立てのようだ。その結果、例えば勇猛果敢な国王で知られるヨルダンでは、 673 万人の人口に対して 62 万人のシリア難民が流入した状況であり、もはや人道主義などの綺麗事では片付けられない状況に陥っているのだという(同国は、パレスチナ難民 211 万人、イラク難民 40 万人を既に受け入れている上での話なので、事態は極めて深刻)。 現時点では「対岸の火事」でしかない日本での難民問題なのだろうが、著者は終章近くで日本にもあたかも簿外債務の様に近い将来発生する恐れのある難民問題があるという。言うまでもないが、中国と北朝鮮である。著者によるシミュレーションは本書を見て確認頂きたいのだが、もはや他人事ではないこの問題を概観しておくことは決して損ではないだろう。

【レビューNo.1443】Beethoven: The 9 Symphonies

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評価★★★★ 先日書いたように iMacに昔のCDを入れ始め 、いくつか何十年ぶりかで聴いているわけだが、これはいまだに特筆モノの名演奏と思われる。 いわゆる古楽器による演奏で、第1から第9に到るまで全曲が疾風怒濤の勢い。そもそもベートーヴェンが生きていた頃のオーケストラ編成に近いわけなのだから、これが普通だと思うべきなのだろう。

【レビューNo.1442】audio-technica CDクリーナー AT6036

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評価★★★ 現在iMacに昔から保有しているCDの音源を入れている作業を順次しているのだが、何分ケースから取り出すのが20年ぶりの様なものもあり、理由は定かでないがカビのようなものも表面に発生しているものも中にはある。そこで、以前にも使用していたこれを買おうとしたが、最近は電器店やCDショップ(そのものが死語か?)にも置いて無いようで、Amazonで入手となった次第。 使ってみると、以前と同じで新品同様のピカピカになるので気持ちいい。かなり薄汚れたものも、本製品でクリーニングした後には無事読み取りが可能であった。