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【レビューNo.1434】捨てられる銀行

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評価★★★ 図書館に予約しておいたら半年近く待たされた。いまだに大型書店の新書売れ行き上位にあるようなので、人気の書なのだろう。 共同通信の記者による金融庁森長官の目指す金融行政について書かれている書なのだが、この題名は編集サイドが決めたのだろうか?やや誤解を招く。 面白いのは、広島及び広島銀行が森長官金融行政のキーになっているのだという点か。評者も広島生まれなので薄々は知っていたが、広島銀行はバブル期にやや野放図な貸出から厳しい時代を体験。その中で、マツダ及びその関連企業の支援に奔走してきた幹部が、異例なことに金融庁の森長官の司令塔として引っこ抜かれたのだそうだ。このあたり、マツダのかつての迷走を知る人間としては、近時のマツダの別人の様な変わりぶりの理由を見つけたような気がしてならない。 わかりやすく大胆に言えば森長官は金融庁マニュアルの撤廃=資産査定の放棄を考えているようであるが、本書にもあるように金融機関の現場がそれに耐える能力(コンサル等々)を持ち得ているかどうかは些か疑問に感じる。また、地方金融機関の合併についても否定的な見解とあり、意外な感じもした。

【レビューNo.1433】ゴジラ

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評価★★★ 先日 シン・ゴジラ を拝見してきたが、そもそもの第一作は評者の生まれる前の作品であったこともあり、ちゃんとは見ていなかった気がしていた。連休でもありオンデマンドでレンタルした。 まあ、これは庵野作品とは違って、真っ当な怪獣映画である。シン・ゴジラの様な政治ないし政府関連のシーンはごくわずか。面白いのは、シン・ゴジラではほとんど描かれなかったマスコミがかなり描かれている。特にテレビ塔で死ぬまで中継して「さようなら、皆さん」のセリフで塔が倒されるシーンはもしかして前半の白眉だったのだろうか。この時代の東宝作品であり、役者も志村喬などの重鎮が出演、かなり重々しい。後半のオキシジェン・デストロイヤー戦については、評者が好んでいる「 太平洋奇跡の作戦キスカ 」の軍医長役でおなじみの平田昭彦演じる科学者が熱演。 特撮等が今となってみれば古式蒼然としているのは仕方ないとして、特撮映画黎明期の金字塔として長く語り継がれる作品なのだろう。

【レビューNo.1432】Dr.山田の新・糖質制限食事法

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評価★★★★ 現時点での糖質制限入門本としてはベストと判断する。やはらと絵が大きくて字が少ないように感じるだろうが、素人の方にとってはこの方がいいだろう(特に家庭の主婦など)。 著者がNHKのためしてガッテン出演時にも強調していたが、「糖質を零にはしない(イメージ今までの半分)」「減らした分のカロリーは他のものを余分に食べる(全体カロリーは減らさない)」がポイントなのだろう。 そのための知恵と方法がわかりやすく解説されている本書はお薦めだ。

【レビューNo.1431】楽々鶏むね肉レシピ

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評価★★★ 鳥の胸肉が体にいいと聞いたので、主としてコンビニのサラダチキンを食っている が、そもそも胸肉はスーパー等で安価で売っているので、女房の料理のバリエーションが増えるとありがたいと思い手にとって見た。 悪くは無いが、要は手を変え品を変えて蒸したり焼いたり唐揚げたりということで基本は変らない。女房曰く味付だけでも随分変わるとのことなので、楽しみにして食卓に上がるのを待つことにしよう。

【レビュー№1430】ナニワ金融道

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評価★★★ 昔から何冊からパラパラ読んだことがあったが、最近 iOS アプリで無料で全巻読める ようになったと聞いたので読み始めたが、全 19 巻もあるとは知らなかった。最終巻の巻末に作者があとがきで書いてあるが、全ての連載が完了するまで 7 年もかかったのだという。ご苦労なことである。 舞台は本邦バブル崩壊直後の大阪なので、今になってはいささか古いと感じるところも多々あるが、商業金融の生きた教科書としては、いまなお価値はあるだろう。 聞くところによると、ある金融論の著名大学教授のゼミでは、本書が非公式な「教科書」となっているそうだ。当然だろう。 ざっと羅列してみると、信用情報、手形、不渡り、裏書譲渡、裏書人の権利義務、不動産登記(なお本作の当時は電子登記以前なので、今では絶滅したと思われる地面師などの死語も)、抵当権、短期賃借権、差押、不動産の占有、公正証書、商品先物取引、証拠金、追証、破産、夜逃げ、更正、士業の人による印鑑の偽装、反社会組織、それらによる拉致監禁、ネズミ講、新興宗教等々上げればキリがないのだが、作者はよく研究されていると感心することしきりだった。 もっとも、この作品に描かれている貸金業界の人々も、この後に訪れる貸金業法改正という激震までは予想できなかったことであろう。いつの世も、ブラックスワンは予測不能であるとふと思った。

 【レビュー№1429】週刊ダイヤモンド 2016年 8/27 号 [雑誌] (勝者のAI戦略)

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評価★★★ 図書館に AI の本を予約してるのだが、順番がまったく回ってくる気配が無いところ、ダイヤモンドが特集を組むと聞いたので、随分久しぶりに購入。 余談だが、ヴェリタス 500 円でダイヤモンド 710 円だが、読んだ後の満足感はダイヤモンドの方がはるかに上だったと言っておこう。 それは、肝心の特集記事だけでなく、各所にあるコラム(本号では元ヤクルトの宮本選手と経済学者の野口悠紀雄先生のものが興味深かった)の質が優れているからだろう。 で、 AI の話だが仕方ないとは言え、現状での総花的なまとめとなっており、今ひとつこれから何が起きるということが湧き上がってこない。個人的には AI よりブロックチェーンの方がフロンティアを築きそうな気がしているバイアスがあることもあるのだが。

【レビュー№1428】日経ヴェリタス 2016年8月21日号

評価★★★ ヴェリタスが富裕層の特集をすると聞いたので久々に購入。それにしてもいつも思うのだが、週刊新聞が 500 円もするのはどうなんだろう?週刊ダイヤモンド等よりは安いのだが。 肝心の特集は冒頭からの 4 ページ。日本株を 8 割の人が保有であるとか、車はトヨタ、時計はセイコー等々いかにも日本のお金持ちらしい行動パターンが多いと感じられ違和感はなかった。 職業柄そういう方の動静を知りたい方は、買って損は無いだろう。