投稿

【レビューNo.1416】憲法改正とは何か

イメージ
評価★★★ 例によって 池田信夫氏推薦図書。概要は氏のレビュー の通りであるのだが、これほどまでに米国憲法が改正(計 27 回)され、解釈改憲も相当程度なされているのは知らなかった。 本書は米国憲法改正史をたどったものであり、本邦憲法については終章でごく短く述べられているがこれが面白い。勉強不足にて知らなかったが、私学助成は憲法違反であり現状ある種の解釈改憲で対応しているのだそうだ。私学の財政状況からしてその存在は憲法上は左翼が否定する自衛隊と大差無いのだとすれば、守るべきは国民であり憲法で無いことは明らかと思うのだが。

【レビューNo.1415】太平洋の試練 ガダルカナルからサイパン陥落まで 上

イメージ
評価★★★ 「太平洋の試練」は全 3 部作(邦訳は 6 冊となる模様)の大著だが、気付かないうちに前回のミッドウェイまでを描いた第1部に次ぐ第2部が邦訳されていたのでまず上巻を拝見。 ガダルカナル島を巡る死闘、一連のソロモン沖海戦、アッツ島キスカ島などなど戦史マニアにはお馴染みの話が、米側の視点で語られているのは前作同様新鮮。冒頭あたりに書かれていたミッドウェイ海戦の際、実は米機動部隊の爆撃機以外に、空軍の B-17 がほぼ同時に高高度から爆撃を実施(ほとんど着弾せず逆に味方機が被弾)し、海戦後空海軍双方が互いの戦果だとして紛糾(当初は B17 の戦果と報告された)したなどの話は、現代社会でもあちこちで聞かれる「それオレ詐欺」を彷彿とさせ興味深い。 知られている様にミッドウェイで主力空母 4 隻を一気に喪失した日本海軍だったが、実はこの時点でも海軍戦力の点では、なお日米は互角だったと言う。その事がかえって、彼らを陸海空総合力による島嶼攻略戦という新たな戦略に転換していく契機となったのであれば、何とも皮肉なことだと思った。

【レビューNo.1414】週刊ダイヤモンド 2016年 5/28 号 [雑誌] (慶應三田会 学閥の王者)

イメージ
評価★★★ 一体どんな方が読まれるのか不明であるが、出てから相当経つのに未だに書店の店頭に並んでいるので相当増刷された(それだけ需要があった)のだろう。 出てくる方々が雲の上のような大先輩、ないし私のような一兵卒塾員は知りもしないような世界の話ばかりで、果たしてどれほどの人に本号の記事が役立つのかいささか悩む。 本特集の趣旨とは関係なく竹中平蔵氏のインタビューが載っている(氏は教授ではあったが塾員ではない)が、小泉進次郎首相を待望されていたことが書いてあったことだけは、意外な発見であった。

【レビューNo.1413】東芝 サイクロン式クリーナー(パワーブラシ)グランレッド【掃除機】TOSHIBA TORNEO mini (トルネオ ミニ) VC-C4-R

イメージ
評価★★★ 約10年ぶりに掃除機が壊れて買い換えたのだが、これほどまでに掃除機という昔からある家電機器においても進化が進んでいることに改めて驚いた。まず全体重量が軽い(従来品の半分以下)。そして消費電力が圧倒的に低い(従来品の半分以下)。使った後のお手入れも簡単。付属部品も本体ホースに巧妙にセットされていて、部屋の隅っことか掃除するときに、いちいち取りに行ったりする手間も無いといいコトずくめ。 ガラパゴスと言えばその通りだろうけれども。

【まとめてレビューせず№1407〜1412】

イメージ
この1周間くらいで6冊ほど読破したが、残念ながら強くお薦めするほどの本は無かったように思う(ただしいずれも★★★程度であろうと思う)が、読書記録としてサムネイルのみ表示しておきたい。

【レビューNo.1406】これだけは知っておきたい成年後見・信託・年金制度

イメージ
これだけは知っておきたい成年後見・信託・年金制度 評価★★★ 少子高齢化社会が待った無しとなった上で、ご高齢者の方がないしその介護の任に当たる方が最低限知っておくべきスキルとして成年後見制度、民事信託、年金という3つのカテゴリを選定し、それらについての基礎知識をなるべく平易にお書きになろうという意図はよくわかる。しかし、それにしても特に年金制度の魑魅魍魎ぶりは毎度のことながら辟易とする。また、民事信託について基礎知識について本書で得ることはできるだろうが、具体的にどのような事案でどう対応すればいいのかについては、 こちらの書物 を一度お読みになることをお薦めする。

【レビューNo.1405】今さら聞けない経済教室

イメージ
今さら聞けない経済教室 評価★★★★ 著者が主宰するブログのアゴラに「アゴラこども版」という記事が時々アップされるのだが、本書はそれらの過去連載記事を大幅に加筆修正して書かれているようだ。日銀によるマイナス金利まで網羅されているので、ごく最近の出来事までアップデートされていると考えていいだろう。 GDPは何か?に始まって、円安、格差問題、アベノミクス、消費税、原発、財政危機問題と守備範囲は広いが、仰るとおり「これ以上、やさしくはもう書けません」というのは事実だろう。 高校生くらいから恐らく読破できると思われる内容なので、ぜひ若い方にもお読みいただきたいが、やはり我々現役世代の人間は本書に書かれてあることくらいは、常識として知っておきたいものだと切に思う。