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【レビューNo.1293】80歳を過ぎても徹夜で議論できるワケ

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評価★★★★ 仕事柄、ご高齢の方とお会いすることが多いのだが、私の父母もそうなのだが事情は色々あるのだが意気消沈して老後を送っておられる方が少なくなく、こちらまで気落ちしてしまうことがしばしばある。 そういう意味では田原氏はそういった方々とは、まったくもって対極にあるということがよくわかる。 本書に書いてあるが、二度にわたる妻の先逝に関わらず、現在高校時代の同級生と恋仲にあるのだという。なんと、エネルギッシュではないか。 著者の正体は好奇心のかたまりであろう。読んでいると、個人的にかつてお世話になった故畑中良輔先生のことを思い出した。 畑中先生も90歳で亡くなられるまでエネルギッシュな生涯 を送られた。こういう人たちが「80歳を過ぎても徹夜で議論できる」のだろう。

【レビューNo.1292】石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?

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評価★★★ 著者はライフネット生命のCEOである岩瀬社長の父君だということは、前々から聞かされていた。図書館の順番でずいぶん待たされたので、人気の書なんだろう。 あとがきに書いてあるが、その父子の会話が盛り上がって本書の出版につながったのだと言う。その経緯は面白いのだが、やはり内容の重さや気づきの点において、本書でも引用されている ダニエル・ヤーギンの名著「探究」 には残念ながら及ばない。 ご存知の通り現下は原油価格の急落が世間の話題になっている。ヤーギンはそれを見通していたように、今になっては思うのだが。

【レビューNo.1291】新税制対応 プライベートカンパニーを活用して、不動産投資をしよう!

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評価★★★ 同僚たちがいい本だと言うので手に取ったのだが、 個人的には既知のことばかりで残念だった。 題名とは裏腹に、 きわめて実直に不動産賃貸業と所有型不動産管理法人のメリット等 について書かれた本なのだが、それ以上でそれ以下でもない。 なお、 最終章は著者の会社の宣伝臭があまりにも露骨でとりわけ残念だっ た。

【レビューNo.1290】日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント

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評価★★★★ 週末の金曜日の夕刻、たまたま丸の内オアゾの丸善に通りかかったら、何やら分厚い本が大量に山積みになっている(のに手に取る人はほとんどいない)。よく見たら、 ピケテイの邦訳 が新発売になって野積みになっていたところだった。 店内に入って、ふと見ると前から聞いていた 池田信夫氏のピケテイ解説本 が置いてあった。事前の予想に反して、中学生の英語の教科書くらいに薄っぺらいので、これなら私でも読めると思い反射的に購入。 読んでみると、まるで読者をバカにしてるのかと思うほど初心者向きな造り。第1章はQ&A形式で進み、経済学の初心者でもまったく無問題であろう。 一時、米国のAmazonでベストセラーになった本年最大の話題作の概要を、副題の通り60分で理解できるわけだから、忙しい人々にはありがたい話だ。 お値段もお手頃だし、買って損は無いだろう。

【レビュNo.1289】敗北を抱きしめて

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評価★★★ 例によって 池田信夫blogの記事 を見て手に取った。本書の概要と趣旨は 池田氏の記事 の通りと思うが、確かに最悪の状況にあってもたくましく生き抜く日本人の姿は著者もそうであったようだが印象的である。有名な終戦の日の靖国神社で人々が号泣するシーンの後ろで、実は多くの人が他人事のように普通に歩いていたのだという。

【レビューNo.1288】あやしい投資話に乗ってみた

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評価★★ どなたの推薦でこの本を図書館に予約したのか今となっては記憶が無いのだが、順番待ちで3ヶ月近く待ったので人気の本なのだろう。 アマゾンのレビューにも好意的なものが多い。 しかし、評者にとっては残念ながら既知のことが多く、新たな発見は乏しかった。 和牛商法、いかにもあやしい新規公開株投資話等々に始まり、最後は通常の上場株式の信用取引に至るまでを著者が自ら体験していくという話。 こういった危ない橋をまだ渡ったことがないという方は読んでもいいかもしれないけれども。

【レビューNo.1287】なぜローカル経済から日本は甦るのか

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評価★★★★ 池田信夫氏が過日本書のことを本年のベストの本 だと絶賛していたので手に取った。読んでいる間に、ある方から結局本書は著者のなりわいを書いただけではないか?みたいな論評も小耳に挟んだ。確かに、冷たく言い放てば、冨山氏が再生に携わっている東北の路線バス事業会社の話が本書の大半を占めている。 私がネットで見聞きする限りでは、本書について神経質なまでに反応したのは、大学教育関係者だったように思う。それは、そうだろう。 池田信夫氏が指摘 するまでもなく、 冨山氏が政府に提言した様にすべての大学がL型とG型に区分 (ということは大半というよりほとんどすべての大学はL型になってしまうということに他ならない)されてしまえば、大半の現在の大学教員は生きる術を失ってしまうだろうからだ。 本書で著者はL型経済の生産性の向上こそが、今後の日本にとって重要だと看破する。上記の大学教育界の反応ひとつ見るだけで、その道のりは容易では無いと思われるが。