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【レビュー№1268】年収は「住むところ」で決まる

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年収は「住むところ」で決まる  雇用とイノベーションの都市経済学 評価★★★★ 話題の書だったようで、図書館の予約が回ってくるのにずいぶん待たせられた。本書の要旨については 池田信夫氏のレビュー が適切かと思うのでそちらをご覧頂きたいが、 日本で本書が主張するようなことが実現できるかどうかは心もとない 気もしないではない。 どなただったか、宇宙から地球の夜空を覗くと、日本の東京近辺が世界中で最も明るいのだと聞いたことがある。日本が、東京が、そして我々があきらめるのは馬鹿げたことなのかも知れないと念じて、各々が行動するしかないのだろう。

【レビュー№1267】るろうに剣心 京都大火編

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評価★★★★ 「ハゲタカ」「龍馬伝」で知られる我らが大友監督の大ヒットシリーズの最新作。 前作同様スピーディーな画面展開はこの上なく、夏の暑さを吹っ飛ばす清涼剤となるのは間違いない。 今回の敵である志々雄一味については、歴史上かつ空想上の産物なのであろうが、どことなく未来の日本の劣化した地方の一部が、このような違法な武装組織に事実上占領されるのでは?と頭の中に妄想が走ったことは告白しておこう。 ラストに登場する「謎の男」共々、9月に公開されるファイナル作?がいやが上にも期待される。

【レビュー№1266】預金バカ

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預金バカ 賢い人は銀行預金をやめている 評価★★★ 著者のことを知ったのは、 3年前の草食投資隊のセミナー なのであるが、その折もちゃんと話を聞いてなかったのか リンク先の小生記事 にも中野さんについての記載は無いようだ。 本書は刺激的な題名とは裏腹に、実体は著者のこの投資の世界に入ってからこれまでの半生を振り返った自叙伝の趣だ。 今後について、著者はインフレへの強い警戒感を本書で示している。但し、物価が上がるインフレ(ないし スタグフレーションの懸念すら最近では強い のだが)がそのまま資産インフレとなり株式への投資が有利となるかどうかはわからないのではないか。例えば、 橘玲氏 はむしろ株式が調整することもありうると以前警告していた。 啓蒙の書であるのだからケチをつけるのもどうかと思うのだが、本書を踏み台として自ら考えに考え抜くことを続けないと、この世界を生き抜くことは困難だろう。

【レビュー№1265】週刊東洋経済 2014年8/9-16合併号

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週刊東洋経済 2014年8/9-16合併号 評価★★★ 毎度毎度の東洋経済とダイヤモンドであたかも交互に行われる相続特集ではあるが、今回はお盆の前であるので「盆休みに親子で話してね」という構成。図表より文字が多いのが特徴か? ただ、相続を語る親子というのは、私もそうだがおそらく親が80歳前後で子どもが50歳前後かと思うので、例えばフォントを大きくするとか図表を多くするとかの方が、認知しやすさを考えるといいと思うのだけれども。 内容として新味は無いが、こういったことにご関心がある方は買って損は無いと思う。

【レビュー№1264】タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい

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タワーマンション節税! 相続対策は東京の不動産でやりなさい 評価★★★ 先日オアゾの丸善におじゃましていたら、本書が新書のベストセラーNo.1だと書いてあった。いったいどういう人がこの本買ってるのかな?と思いつつ、久々にKindleで購入し速読した次第。 題名はややセンセーショナルではあるが、著者の主張はごくごくオーソドックスな話であるのに、逆に驚いた。だから売れているのだろう。 本書の内容を私なりにまとめると ・マンションは相続税評価額が時価よりかなり低いので、相続税対策としては有利。 ・かつ、賃貸とした場合、貸家建付地評価ないし小規模宅地評価減の特例の可能性が出てくるので、更に有利になる。 ・なお、マンションの流通価格帯(億ションは稀少価値で流通性に乏しい、逆にワンルームは飽和)を考えれば、この戦略が適用できるのは、総資産1〜5億円くらいの方となる(それより多額の方は、一棟賃貸不動産購入等)。 ・但し、その物件の価値が下落しない(ないし下落がゆるやかである)ことが前提であるので、立地や築年などよくよく調査した上でないと難しい。 ・著者の見立てでは、それらを満たすのは都心10区のマンションであり、築年の浅いものを概ね5年くらいで買い換えていくのが望ましい(劣化防止と大規模修繕費負担回避)。 ということになり、まあごくごく普通の話なのかなと思う次第だった。 上記に書いたようなことが既知である方はさして読む必要は無いだろうが、(親御さんを含め)対象資産額をお持ちの方でこういうことに疎い方であれば、読んでも損は無いだろう。

【レビュー№1263】ナッシュは何を見たか

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ナッシュは何を見たか -純粋数学とゲーム理論 評価★★★ 過日書いた 様に、 ひょんなことから 放送大学の現代経済学 を拝見する機会があり、 ナッシュとアカロフの回の折に本書が紹介されていた。 同じく紹介されていたアカデミー賞作品賞受賞の 映画ビューティフ ルマインド を見たこともあり、 本書も読んでみたくなったので手にとった。 放送大学の講義 でも触れられていたが、 ナッシュはその長きにわたる心の病の闘病期間もあり、 自身による一般向けの著作は無いそうだ。しかし、 本書にはナッシュ自らが記した自伝と主要な論文について披露され ている。また、 ナッシュと近しい関係にあった人物による補足もあり、 題名の通り「ナッシュは何を見たか」 を概観することはできるだろう。

【レビューNo.1262】「空き家」が蝕む日本

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「空き家」が蝕む日本 評価★★★★ 日経新聞の一面トップが空き家問題 の記事だったという記念すべき日に、この題名の本読むことになったのも何かの縁だろう。以前にも書いたが、評者にとって著者は不動産の分野の勝手師匠的存在である。随分前に持ち家した際も著者の本を読んで、家賃相場等から合理的な値段の中古マンションを買い求めた。先日は、公開のセミナーの場にも参上して、その熱い話を直接伺うこともできた。 最近は日経新聞のWEB版で定期的に寄稿されているので、大変ありがたい。 本書は題名からすると、空き家問題の本かと思いきや、著者が前から批判している不動産仲介業界の「両手」問題に始まり、日本の住宅の短すぎる寿命問題や、中古住宅流通の革命となるやも知れないインスペクション、はたまた著者が近時熱を入れているフィリピン不動産投資とその守備範囲は広い。 評者は著者の発言を日頃からフォローしているので、新味のあるものは正直少なかったが、長嶋氏のことをあまりご存知無い方は一読されて損は無いだろう。 本書の直前に 野口悠紀雄先生のビットコインについての新著 を読んだのだが、ビットコインによって不動産賃貸において、革命的な変化が起きうる例示が記してあった。 いつも半歩前を行っていると思われる著者の言説に耳を傾けるのも、悪いことではないと思うのだが。