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【レビュー№1190】海軍乙事件

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海軍乙事件 (文春文庫) 評価★★★ 夏休みということで、このところそれらしき本の読書が続いているが前々から読もうと思っていた海軍乙事件をついに手に取った。 著者はこの手の歴史小説ものを書かせたら超一級の吉村昭氏。以前大震災の直後頃に氏の 関東大震災 を読んだのだが、その緻密な調査に裏打ちされた描写に舌を巻いたが、本書でもその技は遺憾なく発揮されている。ある時は自分が二式大艇に搭乗しているようであり、ある時はジャングルで行軍させられているようでもあり、ある時は軍令部で尋問されているようである。 ここであえて乙事件についての内容なり感想について書くことは避けるが、同じ本に収録されている海軍甲事件(山本五十六連合艦隊司令長官機撃墜事件)と併せ読むと、感慨深いものがある。

【レビュー№1189】「持たざる国」への道

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「持たざる国」への道 - 「あの戦争」と大日本帝国の破綻 (中公文庫) 評価★★★★ この時期になると誰しも考えるのが、「なぜ日本はあの戦争を始めてしまったのだろう?」という疑問だろう。そのことについての主として金融の面からの答えが本書であろう。 「たかが金の話」だと思わない方がいい。かつて 「日露戦争、資金調達の戦い」のレビュー にも書いたが、お金なかりせば戦争継続すらできないのだから。 読んでしまうと脱力してしまう話が多いのだけれども、あとがきに著者が書いているように、戦前の日本の金融政策は現在FEDが行っているQEの様なものであり、日本の戦前の金融史を知ることは、実は現下の金融経済を考える上でも有益であるという点は重要だ。 様々な意味において、この夏読むのに適した本かと思われる。

【レビュー№1188】40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。

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40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 評価★★★★ 本書のまえがきはこちら で公開されているのだが、このまえがきに書かれていることを実践するためにどう考えて、どう行動すればいいのかが綴られている書。 まあ、ちょっと毎日にくたびれたミドルエイジのサラリーマンにはお薦めの一冊だろう。 私もそろそろ40歳どころか50歳が見え始めているのだが、読んでいるとなるほどとうなづくところが多かった。

【レビュー№1187】週刊 ダイヤモンド 2013年 8/17号

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週刊 ダイヤモンド 2013年 8/17号 [雑誌] 評価★★★ 毎度おなじみのダイヤモンドの相続特集だが、今回もよく練られた内容で現時点の相続対策(相続税対策という表現に違和感はあるが)には、ほぼ完璧な内容かと思われる、、、、、、が、普通の方がご自身でこれらの内容を実行するのは正直荷が重かろう。リーガルないし税務リスクもゼロではない。 詳しくは、専門家に相談することが大事である。心からそう思う。

【レビュー№1186】技術者たちの敗戦

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技術者たちの敗戦 評価★★★ 珍しくも euroseller さんがブログで書物を推奨されてたので手に とった。 今夏のジブリは久々の御大作品で、 主人公はゼロ戦の設計者として知られる堀越二郎 だそうだ( 現時点でまだ映画は拝見してない。)。 その堀越二郎を始め新幹線を作った島秀雄をはじめとした戦中期に 活躍ないし活躍の端緒のあった6人の技術者の歴史を振り返ったの が本書だ。 そういう意味で、時宜にかなった書かも知れない。 個人的にはゼロ戦の堀越より新幹線の島の方が興味深い。例えば、 戦争末期は敗戦を予測し国鉄人員の確保(兵隊に取られない) に邁進したり、 心ならずも戦後にC62を設計した際は最善を尽くしても蒸気機関 車では性能に限界のあることを明示するべく狭軌蒸気機関車の最高 性能を目指したこと、進駐軍の意に反して電化と電車化( 湘南電車こと80系)を推進し、 それらがすべて新幹線計画に繋がっていたこと。 その計画性というか長い長いシナリオを事前に書いていたというこ とには、敬意を表したい。

【レビュー№1185】冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート

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冒険投資家ジム・ロジャーズのストリート・スマート  市場の英知で時代を読み解く 評価★★★ 商品の時代などの著書で知られる冒険投資家ジム・ ロジャーズの事実上の自伝。 過去の氏の著作を読んでいる方にとっては、 さもありなんという内容であるが、 例えばソロスとたもとを分かったあたりの話は、 初めて明るみにしたのでは無いだろうか?と思う。

【レビュー№1184】鉄道の未来予想図

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鉄道の未来予想図 評価★★★ 未来の鉄道のあったらいいなーを、著者の独断と偏見に基づき? 描かれている書。 冒頭の鉄道版LCCをJR貨物が始めるという話からして奇想天外 だが、マニアであれば頷きたくなる話も多々あり、 鉄オタの夏休みの頭の体操にはもってこいだろう。