投稿

【レビューNo.1130】儲かる会社、つぶれる会社の法則

イメージ
評価★★★★ 個人的にいつもFacebookやTwitterでお世話になっているひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)の藤野英人氏の代表作である 「スリッパの法則」 の全面改訂版。 ただ、読んでみると 「スリッパの法則」 と近著の 「日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。」 を足して二で割ってアップデートしたという感じであろうか? 評者も碇ゲンドウと同い年であり、それなりに齢を重ねてきたこともあり、本書の主旨には同意できる点が多い。また、耳が痛い忠告も多い。読んでいて、野球の野村監督の「負けに不思議の負けなし」の言葉を思い出した。成功は偶然なのだろうが、失敗は必然なのだろうか?

【レビューNo.1129】飛ばし

イメージ
評価★★★ 先ごろのオリンパスでの「飛ばし」発覚により、過去の「飛ばし」事案についての取材の記録をまとめた同問題を追いかけてきたジャーナリストによる書。 それらの記録を知りたい方には参考になる図書だろうが、失礼ながらそれ以上でもそれ以下でもない。 そろそろ、では何故そういうことが起きるのか?どうすれば、そういうことに巻き込まれずに済むのか、と考えないといけないのではないだろうか?

【レビューNo.1128】シンガポールと香港のことがマンガで3時間でわかる本

イメージ
評価★★★ マンガでシンガポールと香港でのビジネスについてのやり方の概略 を紹介しようとする本。実は著者陣のお一人の加藤氏と、 長いことTwitterやFacebookでお世話になっている 。マンガの中にも、加藤氏を彷彿とさせる人物が登場している。 まさかこの本を読んだだけで、 あした成田からシンガポールへ向かって起業を始める方はいらっし ゃらないとは思うが、 ぼーっと読んでると案外そういうこともできるのかな? と思ったりもするのが、こういうコミック本のいいところだ。 余談だが、加藤氏のFacebookによれば、 氏は昨年秋口から円高を前提にしたビジネスモデルから円安を前提 にしたビジネスモデルに転じたという。 外で働くことの閾を、 もっと低くしないといけない時代が来ているのかも知れない。

【レビューNo.1127】親と一緒に考える かしこい相続

イメージ
評価★★★ 何故かこの本が身近にある本屋で山のように置いてあったので手に とったのだが、 著書の略歴を見て 以前レビューをした 方だと気づいた。 そのレビューに評者は「この類の本は、 老眼の方が読まれる可能性が高いのだから、 字画を大きくしないとダメだ。」と書いた。 そのせいかどうかはわからないが、今回は単行本となっており、 多少は読みやすい気がする。 内容はこのほど明らかになった税制改正大綱に準拠したアップデー ト版。比較的易しい記載に心がけておられるようであり、 相続問題初心者の方にはお薦めだろう。 次回は更に字画の大きいムック本が出るだろうに、 1万ジンバブエドルw

【レビューNo.1126】貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する (講談社プラスアルファ文庫)

イメージ
評価★★★★ 橘玲氏の少し前の著作の文庫本発刊。文庫本化の際に多少の「 注意書きの追加」や文庫本へのあとがきが追加されたようだ。 その「あとがき」によれば、もともとは「 マイクロ法人を使った若者があれよあれよという間に成功を収める という内容の小説」を予定していたのが、 あまりに専門的な内容となってしまい収拾がつかなくなり、 本書として刊行されたという経緯が初めて明らかにされている。 実は、単行本を読んだあとに、 会社設立のセミナーとかに行ったこともあったのだが、 忙しさにかまけてそのままになっていた。 来年度の税制改正大綱を見るにつけ、 法人の有利さは増えることはあっても、減ることはなさそうだ。 そろそろマイクロ法人をまじめに研究しようかと思う。

【レビューNo.1125】中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?

イメージ
評価★★★★ これまで Amazonにレビュー を入れてきた。 が、これまでにもAmazonレビューの世界に違和感を感じてきていたのだが、今般本日取り上げる NHK−PRさんの著書 のレビューでいささか炎上めいたことが起きているようで、私のレビューもそれに巻き込まれた(既に削除済)。 いつまで続くかわからんが、当面レビューの類はこちらのヘボブログにアップしていきたい。というわけで、記念すべき第1回(ただしAmazonレビューからの通算で通番は振ることにする)は、同書のレビューをそのまま再掲したい。 (以下、レビュー本文) NHK広報のTwitterアカウントが、早いもので誕生から3年になると言う。本書は、その「中の人(正確には1号)」によるここまでの回顧録だ。 評者もずいぶん前だが、こちらのアカウントに遊んで頂いた記憶がある(確かエヴァンゲリオンねたであったと記憶)。その際のしなやかな対応ぶりから、いかなる人が中の人であるのか個人的にも関心あるところだった。 誕生秘話、アイコンはなぜ3時なのか?、既に万人単位のフォロワーを抱えた時点でのコンサル?からのTwitter導入提案秘話、そして大震災、数々の出来事が綴られている。 興味深かったのは、書中で著者も触れているのだが、タイムラインとメンションはまったく世界が違うという話だ。正確には、タイムライン自体もその人によってまったく違うのだけれども。 時々申し上げるのだが、本邦企業アカウントとしておそらく最大の成功を収めたのがNHK広報アカウントというのは、実に不思議なことだ。ある種のブラックスワンなのだろうが、中の人の奮闘ぶりには頭が下がる。これからのツイートにも期待したい。

野口悠紀雄氏:インフレ目標2%は達成不可能

イメージ
以下は、動画中の野口悠紀雄氏の主張まとめ ((注)同氏の個人的見解でありますので、誤解の無いように。投 資等は自己責任でお願いします。) 1 金融政策は効かない、それが歴史の事実。お金を増やそうと思 っても、経済全体に需要が無いから増えなかった。 2 2%の物価上昇はできない。08年に原油価格が上昇した時に ただ一度だけ1%を超えたのみ。1%すらできるはずがない、2% はできない。 3 金融政策は加熱している経済を冷ますことはできる、がその逆 はできない。 4 インフレ期待が上がると、名目金利が上がる。よって金融緩和 によって実質金利が下がることはあり得ない。 5 株や不動産などが実体経済と乖離して上がるのがバブル。いず れ崩壊し経済が大混乱する。バブルは起こる(と思ったほうがいい )。今の株高もたぶんバブル。企業の収益と不動産の収益をチェッ クしておくといい。 6 今の円安は去年の10月からだ。となると、原因はユーロ危機 の一服と考えるべき。その証拠にイタリア国債の利回りが7%くら いから4%くらいに低下している。その動きと円安はほぼ連動して いる。 7 今の金融緩和の本当の目的は国債の消化であることは明白だ。 物価の話とかは仮面だ。国債の金利負担を低下させるためだ。いつ までできるかどうかはわからない。札割れが既に起きつつある。無 制限には金融緩和はできない。突破するためには、日銀引受しかな い、やるかどうかはわからない、が可能性はある。今の日銀法なら ノーと言えるが。だから日銀法の話が出ている。過去戦時中の日銀 法であれば、政府は日銀に国債の引受を命令できた。 8 このままになると、定期預金がチャラになるということで、国 民 は負担を負うことになる。戦後に現実にあった、また起こるという ことだ。ハイパーインフレではないが、100倍くらいのインフレ が起きるということだ。大変であることに変わりは無いが。どの程 度になるかは、わからない。終戦直後と違うのは、資本取引が自由 であるから、キャピタルフライトが起きるだろう。円安で国内イン フレがコントロールできなくなる危険性が強い。日銀の独立を破る ということは、そういうリスクが起きると考えるべきだ。 9 財政出動のために国債の金利を下げたいのだが、それが表立っ て言えないから物価上昇の話にすり替...