【レビュー№1812】ロストフの14秒


 ロストフの14秒

評価★★★★

私にとっての今次東京五輪は、開会式の前から始まったサッカーの久保選手に始まり、久保選手に終わったと言っても過言ではない。個人的には彼が「和製メッシ」として覚醒するのがもしも今大会なのであれば、それを見逃すことはできないと一サッカーファンとして強く思っていたからだ。残念な最終戦敗戦後のインタビューで彼は「サッカーをしてきて、これほどくやしかったことは無かった」と大つぶの涙をこぼした。それを見ていてた私は強烈な違和感を感じた。君は「ロストフの14秒」を知らないのか?忘れたのか?と。ましてや、次のワールドカップのカタール大会のアジア最終予選は間近に迫り、「ドーハの悲劇」のリベンジを我々はしなければならないのは自明だろう。

評者は録画保存してあった、本番組の動画を改めて(たぶん5回目くらいだろうが)視聴するとともに、初めて存在を知った本書を手にとった。内容は大部分(イメージ8割)は番組で紹介されている内容だが、一部本書オリジナルの内容(特に、巻末のオシムのインタビュー記事は秀逸)があり一読の価値はあろうかと思う。

久保選手は本書を10度は読むべきだろう。吉田麻也、あなたも一度は読み直すべきだw

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