【レビュー№1733】身銭を切れ


評価★★★
タレブの近著。今回のコロナ騒動で大いに乱れたとの評判が定着してしまった感があるが、本書も相変わらず論旨がどこへ行っているのか何を言いたいのかさっぱりわからない点が、前著以上にますます加速している。
我慢して2度ほど読んだが、唯一これはと思うのが、彼が「少数決原理」と読んでいる考え方だ。
例えば、遺伝子操作された大豆とそうでない大豆。おそらく多くの人はどちらも気にせず食べるだろうが、実際にはごく少数の「気にする人」の意見が最終的には全体を左右してしまうのだとタレブは言う。
世界中に巻き起こった新型コロナによる混乱の理解にも役立つ考えだと思った。

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