【レビューNo.1671】さらば、GG資本主義


評価★★★
本書にも記されているように今をときめく著者が社長を務めるレオス・キャピタルワークス社も、かつてリーマンショックの余波で破綻の淵に晒されている。当時同社についての暗澹となるような記事がブルームバーグに出て、心配になった私はTwitterDMでご本人に「大丈夫ですか?」とお尋ねしたことがある。その時のご返事がどんな内容だったか、今となっては定かに覚えてないが、そんな苦労の時を経ていまや運用業界の「虎」となったのが著者なのだろう。一方、評者は「辞めない勇気(沼田 #hagetaka )」を発揮して今日に至るのだが、その差は天文学的に開いてしまった。

ここに書かれてあることは、この10年近く著者の発言を暖かく見守ってきた評者にとっては既知の内容がほぼ大半だったように思うが、どこかこの10年を振り返るような味わい深いものを感じながら読ませて頂いた。

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