【レビュー№1154】機械との競争



評価★★★
Facebookあたりで少し前から本書のことが話題になっていた。池田信夫氏も書評していたので、読んでみることにした。本当は同じ訳者によるカーネマンを、先に読みこなさないといけないのだけれどもw
さほどの量もなくさらっと読めるのはいいかも知れない。少し前にデジタルネイティブ世代のTehu君の本を読んだのだが、彼が将来のデジタル世代による「暴走」を危惧したのに対して、こちらではITの指数関数的な高度化による人間の排除(失業)を警告している。本書でも触れている産業革命時代のラッダイト運動を想起させる話だ。
正に未来は予測不能のブラックスワンであり、いかなる世の中が到来するか知る由もないのだが、私が学生だった四半世紀前には、携帯はおろかパソコンもポケベル(死語)もなく、就職の秘密兵器は回線電話に取り付けられた留守番電話(アナログテープレコーダーで録音する)であったことを思えば、とてつもない世の中が訪れることは間違いないのだろう。

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