メディア価値と、投資情報価値

毎度の春山さんの記事ですが、うーむ。
(以下全文引用)

メディア価値と、投資情報価値: "先日、「あなたの情報収集法」というお題で取材を受けた。
来月ごろ投資雑誌に出るとは思うが、「日頃どのような情報に目を通し、どのように整理されているのか、その収集術・整理術は?」という取材内容だった。ブログの読者は、ここで全てをお見通しだと思うが、雑誌が出たころにここにもアップしようと思う。

取材を受けたり記事を書かせていただいたりする中で、昨年から「メディア価値と、投資情報価値」のギャップがジワジワと拡大してきたことを感じている。

2007年10月以降の2年間ほどは、メディア価値(=メディアで取り上げられること、メディアが聴きたい掲載・報道したいこと)と投資情報価値(=投資判断に役立つこと)のズレが少なかった。しかし、昨年の春ごろから次第にズレが生じてきた。今年になってからは、そのギャップがかなり拡大してきたように思う。

多分、経済や株式市場の異常事態が終わって平時に戻ってきたからだろう。
異常事態では、普段は経済や株式市場に興味を持たない人々も興味を持つ。何が本質的に重要なのかを追求しようとする。
しかし平時では、非金融人は経済や株式市場よりも'もっと楽しいこと、面白いこと、バラエティ的なこと'を観たい・読みたい・聴きたいという普通の状態に復帰する。当然のことだと思う。

もし非金融人が2008年、2009年のように金融経済に興味を持った状態が維持されたままなら、バブルは発生しないし、安直な金融商品など受け入れてもらえないハズだ。
しかし、喉元過ぎれば。。。なので金融ビジネスが儲かってしまう。。ということだろう。

投資判断用としては捨ててはいけない、再整理復習して頭に叩き込んでおくべき情報から、非金融人の興味が遠ざかってしまったようだ。
そんな情報はあっという間に喉元をすぎてしまう。会話でも「もうそんな難しい話や嫌な話は良いです。来月までに儲かる話、受ける話を聞きたいのです」などと言う反応が顧客やメディアから増えてきた。

そういう現状を見て、(1)次のバブルが起こる素地ができた。(2)金融商品に騙される人が増える素地ができた。(3)簡単に儲けられるという強欲を利用した金融ビジネスが復活する時期になった。、、、と判断している。
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