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【レビューNo.1650】反脆弱性

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評価★★★★★ ベストセラー「ブラックスワン」の著者であるナシームタレブの最新作、と言いたいところだが 既に最新作「 Skin in the game 」が英語では発刊 されている中、 4 年の歳月を経てようやく日本語版の発売にこぎつけた著者の前著。 読めばわかるが、著者も指摘しているように「ブラックスワン」よりも本書の方が、より汎用性の高い内容となっている。だから、どなたにもお薦めできる。 その守備範囲は、経済や金融にとどまらず、キリのないとりとめのないジャンル(例えば、医療、健康、糖質制限など)へ話の展開が連続する。プロローグでも触れられているが、本書のレビューや解説を書こうとすると、 4 冊から 5 冊分の本に対する熱意が必要となるだろう。評者自身も、ここで本書を短くレビューするなどと言う事は、全くもって不可能だ。しかしながら、矛盾したことを言うようだが、本書こそ全ての人が一度は読むべき本であろう。おそらく評者は、本書をこれからも何度となく読むことになるだろう。噛めば噛むほど味が出てくる、スルメイカのようなものなのかもしれない、本書は。

【レビューNo.1649】映画 ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~

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評価★★★★ 劇場公開された際に一家で観に行ったが、先ごろ ETV で放映(しかもエンドロール全てありで、ほぼ完全ノーカットと思われた)されたので録画して観たのだが、またしても大笑い大泣きさせて頂いた。 元はご存知の子供向け短編アニメ作品なのだが、これを 1 時間半というそれなりに長い尺にして大丈夫だろうか?などと心配する必要はまったくない軽快なストーリー展開。ショーンたちと飼い主との深い愛情も随所に感じられ、娯楽映画の王道だが笑いあり涙ありであっという間にエンドロールを迎える感。街の動物取締官?がどことなくやや若い頃のスタローンを彷彿とさせるのは笑えた。

【レビューNo.1648】弁護士はBARにいる

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評価★★★★ 実は弁護士資格有資格者であるバーテンダーが、身分を隠してお客である様々な中小企業オーナーの悩みに、法的なサジェスチョンを与えていくという架空小説(と信じたい w )。作者は聞くところによると早稲田大学文学部を出て小説家を目指すも、紆余曲折あり弁護士となり趣味が小説執筆とウイスキーの収集とのことなので、お手の物の内容なのだろうが、読み物としては実に面白い。お悩みのネタもパワハラセクハラ、長時間労働から子供へのいじめ、はては相続、事業承継と幅広いのはさすが。無論作者の本職の宣伝も兼ねてるのだろうが、それを抜きにしても読んで損はないだろう。

【レビューNo.1647】別府アルゲリッチ音楽祭ライヴ『奇蹟のライヴ』

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評価★★★ 先日読んだ日本人バイオリンドクターの方の本 に、その方がバイオリンをメンテしているストラディバリウス使いの一人としてギトリスの名前が出ていた。たまたま図書館に本盤があったので借りて聴いてみた。 まあ、巨匠お二人(ピアノはなんとあのアルゲリッチである)による演奏なので、ありきたりの演奏と比べるとデフォルメが多く、細かく聴けばピアノのミスタッチや弦の音程が不安定なところも無いではないが、この盤はそういうことを聞くためのものでは無いのだろう。記念碑的な録音として聴いて損があるはずがない。

【レビューNo.1646】国家破産はこわくない

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評価★★★★ 早いもので本書の 原作 が発刊されて 4 年半と言う。今回の文庫化にあたってほとんど加除修正がなされていないと作者は言う。実際読んで確認してみたが、文庫版の前書きと後書き以外には、ごくごく一部(恐らくは全体の数 % )しか変更点は見られなかった様に思う。作者曰く「日本を巡る経済情勢に変化が無いから」だということだが、要は国家財政の危機的状況にいささかの変化もないどころか消費税増税の延期を始め状況はむしろ悪化してるのだから当然だろう。ブラックスワンの定義に従い、破局的な事態が起きるのかどうか、起きるとしていつ起きるのか?どの様に起きるのかは予測不明なわけだが、それへの作者流の対処法は当然原作の時と不変だ。それを信じるかどうかは自己責任の世界だが、私は作者を信じてみたい様に思う。

【レビューNo.1645】週刊ダイヤモンド 2018年 1/27 号 [雑誌] (廃業 or 承継 大量引退時代の最終決断)

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評価★★★ ついに週刊ダイヤモンドで事業承継というより、中小企業の廃業や M&A が特集される時代となった。無論、事業承継税制の大幅改正(拡充)がそのきっかけであり、本特集にも書かれているが評者の知り得る限り業界はあたかも『事業承継祭り』の様相を見せているのは明らかだろう。 この手の特集の際に毎度書くが、信頼できる相談相手、、、、それを見つけるのがますます困難になりつつあるが、、、、に相談することが、ますますもって重要になりつつあるのだろう。

【レビューNo.1644】スター・ウォーズ/最後のジェダイ

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評価★★★★ 遅まきながらエピソード 8 を鑑賞。今回作品についてはかなり賛否が割れている様だが、評者は良作として評価したい。恐らくは「帝国の逆襲」をデジタルリマスターしたかの様なストーリー仕立てであることは否めないと思うが、ところどころに小さなどんでん返しがあってそれが小気味良い(例、マスターヨーダがルークに「ヤングルークスカイウォーカー」と語りかけるところ。評者は、君もまだまだ若い、学べよとたしなめたと理解。)。また、前作同様、「悪い人が弱い」というディズニーらしい路線が徹底されるのは興味深い。思わせぶりなラストシーンもスターウォーズならではだろう。次回スピンオフ作の「ハンソロ」も期待したい。