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【レビューNo.1395】人体600万年史(下)

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人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病 評価★★★ なでしこの大儀見選手が以前推薦していたハーバード大学人類進化生物学教授による上下 2 巻の大著。下巻は、人類 600 万年史のうち、農業を開始して以降の歴史と現代人に降りかかっている数々な健康上の不都合な事実についての著者の考察が続く。 最終章に著者はこう書く「私たちはやや太り気味の、柔毛のない、二足歩行の霊長類であり、糖と塩と脂肪と澱粉をひどく欲しがるが、食物繊維の多い果実や野菜、木の実、種子、赤身肉など、雑多な食物を食べるようにいまでも適応している。ゆっくり休んでくつろぐのは大好きだが、いまでもその身体はかつてのとおり、一日に何キロも歩いたり、頻繁に走ったり、地面掘ったり木に登ったり、ものを持ち運んだりするように進化した、持久力の高いアスリートの身体である。」 これを読んで、いかに現代人の生活が、不自然なものとなっているかは容易に想像がつくことだろう。それに対する対応策として著者が記していることは、いまひとつ実現性の乏しいものと評者には感じられたが、それは評者も含めて本書を読んだひとりひとりの読者が、自らのこととして考えるべきことなのだろう。

【レビューNo.1394】おいしく、楽しく食べて、健康に ロカボバイブル

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おいしく、楽しく食べて、健康に ロカボバイブル 評価★★★ 過日読んだ北里の糖尿病専門医の先生による糖質制限食品ないしレストランらいしスイーツショップ等の紹介本。 今や、食品スーパーに行けば糖質制限麺類コーナーが設置(評者近所の東急ストアにて確認)するなど、さして珍しい話でも無くなってきたが、わずか数年前のことを思えば驚くべき変化と言えよう。 但し、本書でも著者は警告しているが、糖質をゼロにする極端な糖質制限についての評価はまだ定まってないと考えるべきなのだろう。また、先に読んだ「人類 600 万年史」によれば、狩猟生活時代と現代人とで食生活上最大の差異が出ているのは食物繊維の摂取の大幅な減少(おおよそ 10 分の 1 に減少)であることは、考慮に入れなければならないのだろう。

【レビューNo.1393】相続対策で信託・一般社団法人を使いこなす

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図解 相続対策で信託・一般社団法人を使いこなす 評価★★★ 昨今、資産ないし事業承継の手法として注目を集め始めた民事信託と一般社団法人についての入門本。 いわゆる長生きリスクというものが昨今言われる中、資産承継や事業承継の現場では従来存在する成年後見人制度では対処不能な事案も発生しているのが事実だ。 それらへの有力な対処法として民事信託と一般社団法人が有効だとして、初心者にわかりやすいような事例紹介を中心に記されている。 「これって税理士さんの飯の種が増えただけじゃね?」と思わなくもないが、本書にあるような対処法ができるのであれば、コストをかけてでも実施するべき場合も数多くあるであろうことも容易に想像される。相続税の事がご心配なご資産家の方であれば、一読しておいて損はないだろう。

【レビューNo.1392】自信がある人に変わるたった1つの方法

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自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法 評価★★★★ 過日「 元自衛隊メンタル教官が教える 「折れてしまう」原因は、ストレスではなく◯◯だった 」という記事を見かけた。ちょうど体調不良に陥っていたこともあり、早速その記事に紹介された本書を手に取った。 軍隊(自衛隊)といえば、かつての戦争映画に見られるような「貴様、それでも帝国軍人か!気合を入れる!」式のご指導なのかと思っていたが、著者の任務は「コンバットストレス教官」とある。つまりメンタルのケアが現代の軍隊(自衛隊)では極めて重要なミッションと成っているのだ。気になって 防衛庁のサイト を覗いてみると、確かにそのようなことが書いてある。 著者は自衛官(防大卒であって防衛医大卒ではないのでいわゆる医務官ではないと思われる)であって心理学の専門家ではなく前線での実務家といったところと思われるが、逆に本書は実務家ならではの知恵や経験が凝縮されている。 興味深いのは本書に度々出てくる「現代人はスーツを着た原始人」だとする考え方だ。人類発祥の約400万年前からの大半の期間を食うや食わずどころか生死が絶えず危険にさらされた先史時代だったことを考えれば、当然の話だ。ところが、私を含め多くの人がそれを当然と考えないが為に、不幸な出来事が絶えないわけである。昨今の清原元選手の事件などもまさにそういうことなのだと、本書を読むと理解できる。 心理学の最先端( カーネマン や データの見えざる手 など)ではないかも知れないが、メンタルケアの最前線の知恵を知りたいと思うなら、悪くない書だと思う。

【レビューNo.1391】幸せがずっと続く12の行動習慣

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評価★★★ 昨年読んだ本の中では個人的に最も感銘を受けた本であり LINE の田端信太郎氏も激賞する「データの見えざる手」 の書中に、同書の著者が本書の著者であるリュボミアスキー氏とタグを組んで研究をしていたことが記されている。当然本書についても触れられていたので早いうちに読んでみたいと思っていたが人気の書らしく、ようやく予約順が回ってきた。 評者は知らなかったが、ポジティブ心理学というものがあるらしく、要はそれについて書かれているのだ、と思えば間違いないだろう(ポジティブ心理学についてはリンク先で概略を知ることができる)。「 データの見えざる手 」にも書いてあったが、幸福の要因として 50 %は遺伝、 40% が意図的な行動、 10% が環境とする考え方であり、要はあなたが金持ちだとしても幸せになるかどうかなど 10% の要因としかならないという話なのだ。最近起きた清原元選手の不幸な事件を見ていると、わかりやすいことだろう。 ただ、本書はそれへの対処法がややまどろっこしい。ここは「 データの見えざる手 」チームの健闘とビッグデータ解析による新時代の心理学の成果を期待したい。

【レビューNo.1390】スター・ウォーズ/フォースの覚醒

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評価★★★★ 最終 7 話以降の制作が危ぶまれていたスターウオーズだが、 ディズニーによる買収 で、今後 9 作目までは無論、それ以降も継続が噂されている様だ。先頃、 8 話の撮影が早くもクランクイン したという遅まきながらのタイミングではあるが、ようやく劇場で拝見( 2D 字幕)。 作家の橘玲氏は本作を評して「 40 年目の同窓会」とややネガティヴな 感想を語っていたが、評者はその言葉をいい意味で捉えたい。若い観客の方には申し訳ないが、評者の様に第 1 作を子供の頃から見てスターウオーズに馴染んできた者にとっては、ハンソロやレイア姫の老けぶりは、自らにも忍び寄る加齢とも相まって、なんとも言えない深い味わいを生むのだと思う。 前作までは、「 Force の暗黒面は強い」という路線だったが、今作は「 Force の暗黒面は弱い」という路線に変わっているのも興味深い。 ジョージルーカスがオフレコで酷評 したと伝わったが、そのあたりの描き方のことではないかと勘ぐっている。 ただ、今回は制作に力が入っていたのか、尺がちと長く感じた。ラストのルークと対峙するシーンは、次回作の冒頭が適切だったのでは無いだろうか。 いずれにしても、次回作を楽しみにして待ちたいと思う。

【レビューNo.1389】弾丸列車計画

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評価★★★ 一鉄道マニアとして軽い気持ちで読み始めたのだが、恐らく新幹線の前身である弾丸列車計画についての第一級の資料書物と思われる。よって、一般の方がお読みになってもつまらない感じになってるのは致し方のないことだろう。 それにしても構想開始昭和15年の新幹線計画が、未だに全国的には継続しているということを思い、国家開発計画は気の長い話なのだと改めて思った。